助成金 / 補助金について
まず、美容師、美容室の為に作られた助成金、補助金というものはありません。
広く一般的に事業や雇用のために交付されるもので、返済の必要は無く、融資とは異なります。
制度や名称は変わることもあり、終了するものもありますので国が公開している確かな情報で調べる、
社労士、行政書士などに相談して最新情報を確認することをお勧めします。
どちらも目的がありますのでその目的のために制度を整えたり、カリキュラムを作成したり、
努力をした経過を報告してもらえるものとなります。
「書類を提出したらもらえる」とよく勘違いされるのですが、そのような簡単なものではなく、
制度を整える為に費用がかかったり、労務が増えるけれども、雇用体制が改善される。
事業を活性化する為にこういうことをしますと申請し、審査が通ったら着手できる。
そしてその後の受け取りですので、中身をしっかりと理解し、自分のお店に当てはまるものに挑戦しましょう。
大まかな助成金と補助金の違い
【 助成金 】
管掌 : 国(厚生労働省)や地方自治体
目的 : 雇用の促進や労働環境の改善が主
条件 : 要件を満たす
就業規則の提出・社会保険、労働保険の加入等
期間 : 1年から1年半程度かかることが多い
受取 : 事後申請
助成金の相談をするなら社会保険労務士が良いでしょう
【 補助金 】
管掌 : 国(経済産業省)や地方自治体
目的 : 経済・地域の活性化等
条件 : 要件を満たした上で審査がある
効果報告が必要
期間 : 適用期間がある
受取 : 実際に支出した額を基に支給額が決定
補助金の相談をするなら行政書士、税理士、中小企業診断士が良いでしょう。
審査がありますので助成金よりハードルは高いです。
助成金、補助金を活用しているサロンはたくさんあります。
実際に、雇用体制が改善されたり、労働環境が改善されることはスタッフにも大きなメリットがあります。
また、事業発展の助けにもなりますので、美容室の開業の前に知っておきたい知識の一つです。